人と楽しく会ってたのに、あとになると
- あの発言、もしかして気を悪くしてないかな…
- つまらない話ばかりして楽しくなかったかな…
- あれは言わない方がよかったのかな…
- あそこはこう言った方がよかったのかな…
って、自分の言動を思い返して一人反省会をしてはどんよりした気分になってしまう。
なんでこんなことばかり考えちゃうんだろう?
もうこの反省会するクセやめたい!
こんな悩みに答えます。
✔本記事の内容
- 人と会ったあとにひとり反省会してしまう人の心の特性
- ひとり反省会してしまったときの考え方
- ひとり反省会をしないようにする方法
この記事を書いている私も、人と会った後に激しく落ち込んでひとり反省会ばかりしてしまいます。
友達や職場の人のやりとりもですが、美容師さんや店員さんとやりとりしたあとにも「あんなこと言わなきゃよかった」とか「絶対イヤなヤツだと思われた…」と想像しては激しく落ち込んでしまい、何も手つかなくなったり、眠れなくなったりしてしまいます。
そして「嫌われたのでは?」と想像することで、その後その人との関係がギクシャクしたり、新たな交流をするのも不安になってさらにコミュ障になり非社交的になり、より負のループに陥ってしまうんです。
そして、毎度毎度反省会してるわりに何も解決してないという事実に気づいてさらに落ち込む…という無限ループ状態に。
そこで、このひとり反省会って一体なんなの!?という疑問を深堀りしてみました。
人と会った後に後悔したり落ち込むのは心の特性
人から嫌われることを極端に恐れる
自分の言動を反省してしまうということは相手に気を使っていることでもありますが、その根底にある深層心理は嫌われたくないという思いです。
人から嫌われることを極端に恐れているのです。
ではなぜ極端に嫌われることを恐れるのか、その理由は過去の経験とHSPなどの生まれ持った気質などが関わってくると考えられています。
過去に拒絶されたり嫌われた経験がある
実際に過去に仲の良かった友達から突然拒絶されたり嫌われて仲間はずれにされた経験がある人は、「また嫌われたらどうしよう…こわい…」というトラウマを持っている場合があります。
親にあまり受け入れてもらえず拒絶されてばかりいた
子供のころ、親にあまり褒められることがなく、欠点や至らない部分を否定されたり、やることをことごとくダメ出しされ制限されながら育った人は、「自分は誰からも受け入れてもらえない人間なんだ」という固定概念が定着してしまいます。
“完璧な人にならなければならない”という強迫観念から自分の言動に完璧を求めてしまい、結果いつも自分にダメ出しをしてしまうクセがついている場合があります。
自分に自信がなく自己評価が低い
内向的、おとなしい、目立たない生まれ持った性格
内向的でおとなしく、目立たない存在の人はそれだけで自己評価が低くなってしまいます。
世の中は友達がたくさんいて社交的な人が善という風潮があるため、それと逆の性質であるだけで子供の頃から勝手に下に見られることが多いからです。
そのため自分のしたことにいつも自信が持てず不安になりやすい傾向があります。
また、内向的な人は広く浅い交友関係よりも深く狭い交友関係を好みます。簡単に言うと友達が元々少ないため、嫌われることで友達がいなくなることに恐怖を抱きやすい可能性もあります。
劣等感を持っている
自分はここがダメだと強く認識しているコンプレックスがある人は、その劣等感から自信が持てず、いつもおどおどと消極的になってしまいがちです。
自分に自信がないために嫌われたくない願望も人一倍強くなるのです。
人と会ったあとに落ち込まないようにするには
好かれる人、嫌われる人を客観的に把握する
「あれを言わなければよかった」と反省をするのであれば、ぜひ次回に同じ過ちをしないようにしたいですよね。
雑談やコミュニケーションに関する書籍を読んで勉強しておけば、多少は自信や安心感に繋がります。
本を読んだからと言ってすぐに完璧なコミュニケーションができるわけではないかもしれませんが、何もせずにいるよりはずっといいですよね。
これらの本に書かれている要点を簡単をまとめました。
嫌われる人のコミュニケーション
- 相手の話を聞かず自分の話ばかりする
- 自慢話、批判、悪口
- 相手の話を折る、否定・批判をする
好かれる人のコミュニケーション
- 同じ目線で共感できる
- 話をちゃんと聞いて理解してくれる
- 自分の失敗談を笑いにする
落ち込んでしまう自分をそのまま受け止める
反省会をしてしまう自分も、よくないことを言ってしまった自分も「ダメ!」の烙印を押さず、そのままを受け入れます。「また反省会しちゃってるなあ、わたし」とまずはそう思うだけでいいです。
いくら反省をしても過去は戻ってきませんし、万が一自分が良くない発言をしてしまったとしても、その原因は過去の出来事や今の心理状態などが複雑に絡み合っていることで、何もかもを自分で完璧にコントロールすることはとても難しいことです。
どんなときでも完璧な対応ができる人なんていませんし、逆にいつも完璧な受け答えができる人だと相手が敬遠してしまいます。
むしろちょっといたらない部分があったり抜けた部分がある人のほうが親しみやすいものです。
自分は不完全なんだということを素直に受け入れ、そして不完全でいいんだと思えることがとても重要です。
人と疎遠になることは自分のせいだけではなく相手の都合でもある
人から嫌われたとき、ほとんどの人は「自分の何が悪かったんだろう」と思って落ち込みますよね。
でも人が離れていくのは必ずしも悪いところがあって嫌われたとは限りません。
昔は仲がよかったのにだんだんと疎遠になってしまった友達っていますよね。
それって自分がなにか悪いことをしたからでしょうか?
人が疎遠なるにはお互いの環境や価値観の変化などによるものがほとんどで、どちらかに否があるとかではないですよね。
自分も相手も環境が変わったり価値観が変わったりすることで関わる人が変わる可能性はどんなときでもありえることです。
人と疎遠になることも嫌われることも、必ずしも自分が悪いわけではなく相手の都合であることも理解しておきましょう。
他人軸に振り回されず主体的な行動を増やす
自分の言動を「相手にどう思われただろう」と気にするということは、他人を基準にしている状態です。
つまり自分軸ではなく他人軸に合わせようと必死になってしまっているんですね。
他人軸であるということは、自分自身がコントロール不能になっている状態なので、心がグワングワンして不安定になってしまうのです。
なので、他人軸ではなく自分軸で主体的に物事が考えたり行動することがとても大切です。
孤独を大事にする
人と会ったあとに不安になるというのはその関係がなくなることに強い恐怖感があるからです。
しかし現実はずっと誰かとぴったりいっしょにいることはなく、ほとんどは孤独なのです。
孤独な時間を有意義にすごせる工夫をできる人の方が人生全体としては得なのではないかと思うのです。
人との関わりに対して悩んだりする暇があるなら1人の時間をどう過ごすかを考えたほうが合理的かつ生産的だと思います。
自分にとって心地よいこと・楽しいことを積極的にやる
自分が楽しいことや夢中になることをやることで自己肯定感が高まり、他人の目を気にしなくなります。
自分にとって本当に大切なものを持つことや自分だけの世界をもつことは自分軸を強くすることに繋がります。
確固たるものを持っている人は芯が強く揺るがないですよね。
他人軸ではなく自分軸で生きること、そして自分軸を強く太くする、そんなイメージで自分が楽しいことを積極的にやるようになってから私は人に対して以前よりも少しだけ気が楽になりました。
まとめ
- 人と会ったあとに落ち込んだり不安になるのはその人の特性と過去の経験によるもの。
- 落ち込む自分と至らない自分をそのまま受け入れる。
- 自分軸を持ち自分主体の行動を増やすことで他人軸に振り回されない。
ひとり反省会をしてしまう人は、人から嫌われることに敏感になってしまう原因が過去の経験にあることがほとんどです。
原因があって今の自分があるというだけで、「こんなこと考える私はダメなんだ」とは思わないことが大事だと思います。
私は「すぐ反省しちゃうな」「悪い方にばっかり考えちゃうな」ということを自分で客観的に認識してそのままを受け入れることでかなり気持ちが楽になりました。
そしてそんな自分もそれほど悪くはない、と思えるようになりました。
この記事を読んでいるあなたも、まずは自分を理解してあげてみてください。
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