人は幸せを求めるのに現実はいつも幸せではない理由

生きづらさ
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この記事を書いた人
まあこ

生きづらさを抱える女。
生きづらいがゆえ、ラクして生きることが人生のテーマ。
・スーパーめんどくさがり
・ひきこもり
・内向型人間
・HSP気質(少しHSS寄り)
・心理学と脳科学が大好き
・効率化・時短・合理化が好き
・趣味はギター/音楽

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こんにちは、まあこです。

”幸せになりたい”

とは、きっと誰もが願うことですよね。

どんな状態が幸せかは人によって違うかもしれないけど、誰だって”幸せになりたい”と漠然と願ってて、幸せじゃない状態が続くとどんどんつらくイヤな気持ちになるものです。


ディズニー映画のエンディングも、日本昔ばなしのエンディングも
そして二人は幸せに暮らしましたとさ
ですよね。

最後はハッピーエンド。
みんなハッピーエンドで終わることを自然と望んでいるんですよね。

人はなぜいつも幸せではないのか

みんなハッピーエンドが大好きだし、幸せでありたいと願っています。

でも人はいつも幸せではありません。
ずーっとずーっと幸せばかりとはいかないのが現実です。
むしろ、不幸なことやイヤなことのほうが多いと感じる人もいるのではないでしょうか(私は完全にそっちです)。

その答えとなるものを進化心理学という観点からお話しようと思います。

幸せがずっと続かない脳の仕組み

例えば月収20万円だった人が30万円に上がったとします。
上がった瞬間は「やったー!昇給だー!!イエーイ!!」と飛び上がるほど嬉しいでしょう。
生活水準も上がり、欲しい物が手に入れやすくなります。

しかし、それが1年も続くとそれが当たり前になります。
それが日常で当たり前になってしまったら、これっぽっちもうれしくもなんともなくなるのです。

このことからわかることは、人間というのは今現在よりも上のレベルになることでしか喜びを得られないということです。

なので必然と「もっと幸せになりたい」と、常に幸せを求め続ける心理になってしまうのです。

幸せは健康寿命に大切な役割を果たしている

人間は生きるために本能が働いています。

できるだけ長く生き延びることは本能として備わっています。

なので、現状がつらくて「早く人生やめたい…」と考えていたとしても、いざ死が目の前に迫ると恐怖を感じてしまうのが人間の本能です。

で、長く生き延びるためには免疫力というものが必要です。
免疫力とは、病原菌やウイルスと戦って身を守ったり、傷を早く治したりする自己免疫機能のこと。

この免疫機能というのは「幸せ」であるときに一番良く働きます。
逆に恐怖や怒りや不安を感じているときには免疫機能が働きません。

ストレスが原因でガンになるとかは有名です。

免疫機能についての研究では、社会的支援の不十分な人は病気や怪我の治りが遅く、社会的支援を十分に受けている人は病気や怪我の治りが早いことが研究でわかっています。

社会的支援が不十分な人のほうが不安が大きく、支援が得られている場合は安心感があるのでその差が免疫機能の働きとして現れたという結果です。

つまり、人間が健康に長く生きるためには免疫機能が重要であり、免疫機能が働くには「幸せ」が不可欠だということです。

ただ、ここで重要となる概念は
人間は決して”幸せになるために生きている”わけではないことです。

長く健康であるために「幸せ」が不可欠であるから、幸せを求めるよう脳が進化したということです。

つまり、幸せとは手段であって目的ではないということ。

私達は”ハッピーエンド”と言って、つい幸せを目的として捉えてしまいがちですが、あくまで幸せは目的ではなく手段のひとつだというのが進化心理学の視点です。

幸せな気持ちだけでは生きられない理由・ネガティブな感情も幸せ以上に重要

長く健康で生きるために幸せが大事だというのに、なぜ現実はこんなにもつらいことや嫌なこともたくさんあるんだろう?もっと幸せな気分でいられるようになぜ人間は進化しないのだろうか?

ここまで読んだ人はきっとこう思いますよね。
でも悲しいことに進化においては、怒りや不安や恐れの感情は幸せよりも重要ではないかといわれています。

生き延びるだめには免疫力よりも重要なものがある

私達は今、災害や犯罪などは法律や国家のルールによって守られています。

しかし、大昔の人間の祖先や野生動物たちは弱肉強食の世界に生きています。
日々、生きるか死ぬかの瀬戸際です。
そして自分の身を守るものは自分しかいません。

そんな野生の世界で生きる生き物が毎日のほほ〜んと「幸せだな〜」と言いながら暮らしているわけがありません。

敵に襲われそうになったら素早く逃げるためにつねに聞き耳を立てたりセンサーを張り巡らせています。
そしていざとなったら戦う必要もあります。

生き延びるために免疫機能が必要だということはわかりますが、死なないためにもっと大事なのは逃げることや戦う行動です。

逃げたり戦ったりする能力がなかったらすぐに死んでしまいます。
生き物が生きるためにはまずは逃げたり戦ったりする能力が不可欠だったんです。

戦うためには怒りや闘争心が必要です。
逃げるためにはつねに周囲に変化に敏感でなければなりません。

つまり、怒りや不安や恐怖という感情は生き物が生きる上で欠かせないもので、さらに免疫力よりも重要視するべき感情と考えるのです。

今現在は敵に襲われるというシーンは珍しいことかもしれませんが、現在でも命の危機を感じる場面はあります。

仕事をクビになることに不安と恐怖を感じるのは、収入がなくなることが生存に直結するからです。

また人に嫌われたり仲間はずれにされることに強い恐怖を感じるのも、集団で協力しあうことで生きる確率を高めてきた人間にとっては、集団から外れるというのは生存の危機と感じられるからです。

私達が今感じる不安や恐怖という感情の根源となっているのは、たどっていくと生存の危機に繋がるものである可能性が高いのです。

人間は生きのびるために怒りや不安や恐怖という感情を持った。
さらに長く生き延びるために「幸せ」という感情も不可欠だった。

まとめ

この進化心理学者の著者は「これをしたら幸せになれる、とうたっているものがあったらすべて詐欺と思っていい」と言っています。

というのも進化の観点からすると、人間は「ずっと幸せ」な状態であることは不可能だということがわかっているからです。

発展にはネガティブな感情が不可欠

ネガティブな感情はイヤなものです。
ですが、世の中の発展はすべてネガティブな感情から逃れることが目的でした。

危険から身を守るために建築が発展し、
食べ物の不安から逃れるために農業が発展し、
病気や怪我で命を落とす確率を減らすために医療が発展しました。

発展の根っこにあるのは「こうなりたくない」というネガティブな感情です。

ネガティブな感情がなければ現在の発展というものはないんですよね。

なので、ネガティブはイヤだ!ずっと幸せでいたい!と思うのはナンセンスなことかもしれません。

現実的に捉えるなら「このイヤな気持ちをどうやったら解消できるか」を考えていくことがのちの発展や自分自身の幸せにつながるのでは?と思います。

不満がなくずっと幸せと言っている人の正体

私は以前、「貧乏でも何の取り柄もなくても、気持ちだけ幸せでいることがいいのに」と思っていました。

実際世の中にも「お金がなくても幸せ」とか「身の丈に合った幸せ」「平凡な幸せ」などを提唱する本やブログもたくさんあります。


ですが、過去にとある人に出会ってその考えに疑問を持ちました。

彼女は46歳独身で、日雇いのバイト生活で月の収入は12万円ほど。
家賃4万ぐらいのボロアパートに住んでいます。
そしてとある宗教に入っていて毎月6万円ほどの献金をしています。

そんな彼女は「私はとても幸せ」と言っていました。
宗教に入っていることで幸せを得られているのだそうです。


どうでしょう?
彼女はまさに私の理想とする「貧乏でも気持ちだけ幸せ」な状態です。

ですが、やっぱりどう考えても彼女を羨ましいとは思えません。

「現状がどうあれ気持ちだけ幸せ」というのはある意味自分の世界に閉じこもることのように思えました。

ようは客観性を失って本質ではないものに没頭している一種の洗脳状態です。
やはりそれは外側から見て良いものには思えなかったようです。

私はその彼女から「気持ちだけ幸せ」という状況が良いとは言えないかもしれない、ということを学ばせてもらったわけですが、じゃあ幸せをどう捉えていったらいいのでしょうか。

幸せに生きることが必ずしもいいこととは限らない

歴史上の偉人と呼ばれる人の中には決して幸せとは言えない境遇だった人が少なくありません。

普通とは違う特殊な能力を持つ偉人は、変人扱いされ周囲と馴染むことができなかったという逸話がある人が多数います。

例)
・ベートーベン
・ココ・シャネル
・サルバドール・ダリ
など。

彼らは世界的な革命を起こした人物ですが、幼少のころには親との死別や虐待に遭い、異常な問題行動や奇抜な行動、そして周囲との人間関係が良くなく、孤独な人生だったという逸話が多く残されています。

偉人と呼ばれる人は普通の感覚ではないので、集団に馴染めない場合が多く孤独だったそうです。

しかし、孤独だからこそ普通の枠に収まらず、並外れたクリエイティブな発想ができたとも言えるのです。

こうした革命を起こすほどの偉人は決して幸せな人生ではなかったかもしれません。
しかし、世の中への貢献、そして時を経てたくさんの人から感謝・称賛をされています。

自分が幸せだと思える人生も良いかもしれませんが、孤独で不幸な人生だったとしてもそれが絶対に悪いこととも言えないということです。

私自身は正直生きていて幸せだと思うことよりつらく苦しいことの方が多いです。
幸せになりたい!どうして私は幸せじゃないんだ!と過去にどれだけ嘆き悲しんだことか。

しかし、それほど幸せじゃない人生にも何かしら価値を見いだせるよう自分で行動していきたいと今では思うところです。

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